日経ソーシャルビジネスコンテスト

第7回 受賞結果・ファイナリスト

表彰カップ

受賞結果

大賞
RICE MEDIA
大賞

関心がない人までもが思わず見たくなる!ショート動画×社会課題に特化した日本一面白く社会を知れるメディア「RICE MEDIA」

RICE MEDIA

<代表者名> 廣瀬 智之

https://www.youtube.com/@RICEMEDIA
https://www.instagram.com/rice.media21/
アイデアの概要

「RICE MEDIAは「日本一面白く社会を知れるメディア」をモットーに、ショート動画で様々な社会課題を発信する動画メディアです。情報過多な現代社会において、社会課題を扱う情報が難しい・とっつきにくいなどの理由から選ばれづらくなっていることに着目。従来のジャーナリズムに、企画やキャッチコピーなどクリエイティブ領域の要素を加えた「クリエイティブジャーナリズム」によって、「社会にまだ関心がない人にまで情報を届ける新しいメディア」を確立することを目指しています。

コンテストに参加した感想

アドバイザリーボードの皆さんや、コンテストの審査員の皆さんに、新しい視点で事業にフィードバックを頂きたく参加しました。結果アドバイザリーの矢田さんを中心に様々な観点からのアドバイスをいただき、自分の視点にはなかった事業の価値を認識することができました。他の参加者の方のプレゼンも非常に刺激を受け、より一層事業を飛躍できるように頑張りたいと思いました。貴重な機会をありがとうございました!

優秀賞
株式会社Halu
優秀賞

インクルーシブデザインによる障害児も健常児も「ともに使えるプロダクト」の開発で多様な人々の交流機会を生み出し、分断のない世界をつくる IKOU(イコウ)ブランド

株式会社Halu

<代表者名> 松本 友理

https://ikoudesign.com/ja/
https://www.instagram.com/ikou_official_/
アイデアの概要

私たちは「自由で自分たちらしい外出を、すべての子どもと親たちに。」をコンセプトに、家族の「お出かけしたくなる気持ち」をたかめる商品を「IKOU(イコウ)」ブランドにて企画・開発しています。IKOUは、障害児育児の課題を起点に、ユーザーの気持ちに寄り添う「インクルーシブデザイン」の手法を用いて、子どもの安全と快適を担保する機能性と、親が「使いたい」と思えるデザインとを兼ね備えています。外出の鍵となる「乳幼児をどこでも安全に座らせたい」ニーズに応えた「IKOUポータブルチェア」を中心に、家族の外出機会の創出と、それによる多様性の可視化からすべての人が互いを認め支え合う社会への貢献を目指しています。

コンテストに参加した感想

コンテストに参加したことで得られた貴重な出会いの数々に、心から感謝を申し上げます。伴走してくださった池本さんをはじめとするアドバイザリーボードの皆さんや、最終審査会にて貴重なアドバイスと共に背中を押してくださった審査員の皆さんからの心強い応援や、それぞれの解決したい社会課題に全力でチャレンジする他の出場者の皆さんという仲間の存在を励みに、ビジョンの実現に向けてこれからも邁進してまいります。ありがとうございました。

優秀賞
株式会社LX DESIGN
優秀賞

複業で先生をしたい外部人材と学校をつなぐ『複業先生®』

株式会社LX DESIGN

<代表者名> 金谷 智

https://lxdesign.me/
https://fukugyo-sensei.net/
https://twitter.com/Lxdesign321
アイデアの概要

『複業先生®』は、ワークシェアとDXによって学校現場の“働き方改革”を目指し、外部人材と学校をつないでいます。具体的には、学校現場が教育にかかわりたい多様な民間人材に授業をお願いすることが可能です。教員だけでは手が回りづらかったキャリア教育、探究学習・総合的な学習、プログラミング・グローバル・IT・起業教育・金融教育・性教育などの各領域において、民間人材の知見やネットワークを手軽に活用することができ、児童・生徒が社会とつながりながら学びを深める「社会に開かれた教育課程」を目指しています。

コンテストに参加した感想

『複業先生®』の事業は国やまちづくりと似ています。誰かが取り組む必要があったけれども、なかなかその時流がなかった。私たちは日経ソーシャルビジネスコンテストをはじめ、"社会が変わる"機運やパーパスを信じてくれる皆さんに守られ、変化してまいりました。学校教育のど真ん中の改革を担う使命に向き合い、コミュニティとテクノロジーの力で、これからも先生方、生徒たちの未来に尽くします。

学生部門賞
株式会社RelieFood
学生部門賞

~当たり前を、全員の当たり前に~ 病気や信条に関わらず誰もが極上の“食体験”を共有できる世界を実現! 「ISSA KITCHEN TOKYO」

株式会社RelieFood

<代表者名> 加納 颯人

https://reliefood.com/
https://www.instagram.com/issa_kitchen_tokyo/
https://twitter.com/issa_official_
https://www.facebook.com/reliefood
アイデアの概要

誕生日の日には家族で食卓を囲みケーキのろうそくを消し、みんなで “食べる”。友人と放課後にお菓子を持ち寄りくだらないことをおしゃべりしながら “食べる”。食はただ食べるという行為ではなく、食を通じて人と人とが分かち合える、何者にも変えがたい幸せを共有することができる行為である。しかし、食物アレルギー患者の中には、多くの人にとっての当たり前である「食体験」を経験したことがない人々が、世界中に存在する。重度の食物アレルギー患者の弟をもつ私は、そんな食物アレルギー患者の現状を間近で見てきた。この背景から、食物アレルギーがある人もない人も誰もが食を共有し、笑顔になれる世界を実現したい。

コンテストに参加した感想

これからを生きる私たちのために、中学生として社会人の方々とどう協力できるのか。アドバイザリーボードの横田さん、井上さんとともにブラッシュアップを進める中で、社会の中で疎かにされがちな環境問題について、より社会に影響を与えるにはどうすればいいか、深く考える良いきっかけとなりました。当日も審査員の方々とお話する中で、私たちだけでは気づかなかった視点からのアドバイスを頂き、とても良い学びとなりました。また、私たちと同じように社会問題の解決に向けたビジネスを起こしているファイナリストの皆さんと出会えたことは、私たちにとって大きな刺激になりました。このような貴重な機会を与えて頂き、本当にありがとうございました! 

特別賞
株式会社Aster
特別賞

安全な建物の民主化

株式会社Aster

<代表者名> 鈴木 正臣

https://www.dis-aster.com/home
アイデアの概要

たった1度の発生で数千人から数万人が犠牲になる自然現象があります。それは2023年だけでもトルコ、シリア、モロッコ、アフガニスタンなど世界各地で起きた地震です。地震犠牲者の発生は1万年前から生じ続け、現在では平均で毎日60人。従前は地震技術者不足、高価な資機材等が障壁となり震度4、5でも崩壊する建物が膨大に存在したままです。これらは組積造と呼ばれるレンガ、ブロック、石を積み上げた建築構造で世界人口の60%が居住し、現代の超高層ビルでも主力工法です。Asterのミッションは『地震犠牲者ゼロ』であり、耐震塗料を壁に塗るだけの『塗る耐震®』で民間、政府、技術者、商売人すべてを巻き込んで世界課題を解決します。

コンテストに参加した感想

日経ソーシャルビジネスコンテストに参加した経験は非常に価値あるものでした。最終審査会で登壇するまでの過程で、私たちのプレゼン技術は短期間で飛躍的に向上しました。また当日の各審査員からの評価は、正解が見えない戦いで悩む私たちに誇りと自信を与える素晴らしい経験となりました。他の参加者の皆さんとの交流やフィードバックも刺激的で、今後のビジネス活動に生かしていきます。このような貴重な機会に参加できたことを心から感謝しております。

■ ファイナリスト

Trifoody.

Trifoody(トリフーディー)~フードシェアリングサービスアプリを用いた個人、企業、社会福祉団体の三角コミュニティで食品ロスをゼロに~

Trifoody.

<代表者名> 山川 真菜夏

https://steiff0203m.wixsite.com/trifoody
アイデアの概要

Trifoodyは、個人、企業、社会福祉団体を結ぶ「三角形」のコミュニティを形成し、食品の寄付、リクエスト、販売を気楽に行える環境を提供するアプリです。海外で勉強したことがある私たちは、日々膨大な量の食料が廃棄され、飢餓に苦しむ人々が多いにも関わらず、日本には食品ロスや貧困解消に取り組む団体が少ないことに気づきました。そこで、Trifoodyでは英語と日本語に対応したフードシェアリングアプリを提供し、小さなコミュニティから世界の食品不足や貧困に直面している人々を支援します。Trifoodyの活動を通して、私たちはSDGsの目標をより現実的に、効果的に解決していきます!

コンテストに参加した感想

今回、応募から最終審査まで、アドバイザリーボードの方や多くの企業様・団体様とのミーティングを通して、多角的な視点からご意見やアドバイスをいただくことができ、事業として内容を大きく成長させることができました。このような貴重な機会を与えてくださったことに心から感謝いたします。今後も食品ロス削減に向けて食に対する意識改革・コミュニティ創造を、私たち世界の高校生から一生懸命取り組んでいきますので、よろしくお願いします!

株式会社Adelante

在日外国人女性の活躍の場を生み出し、「見えない孤立」を解消する飾り付けアイテムブランドSOL LUNA

株式会社Adelante

<代表者名> 堀口 安奈

https://www.solluna-partydecorations.com
https://www.instagram.com/sol_luna_official/
https://note.com/adelante__inc
アイデアの概要

不安定な経済状況や、言語の壁などにより社会から孤立してしまうといったケースも多い在日外国人女性たちの貧困と孤立の解消を目標に、パーティー用の飾り付けアイテムのブランド「SOL LUNA(ソルルナ)」を立ち上げた。彼女たちがすでに持っていた技術と文化背景を生かした商品作りを行い、彼女たちが経済的に安定し日本社会とのつながりを持つ機会を創出している。言語の壁などにより仕事を選択することができず社会からも孤立してしまいがちな彼女たちが、自分が持つ技術や文化に根付いた仕事をすることは、働く上、そして日本社会で生きていく上での自信にもつながり、ビジネス全体を通してエンパワーメントされることにもつながっている。

コンテストに参加した感想

私たちが取り組む社会課題は、これまであまり可視化されてこなかったものです。どうすればSOL LUNAのビジネスモデルを、その社会課題を知らない人でもわかりやすく説明できるかという最大の課題を、アドバイサリーボードの山中さんにブラッシュアップしていただいたことで、伝え方を磨くことができました。また最終審査会でもたくさんの気づきがあり、参加してよかったと心から思います。

幸海ヒーローズ

世界の気候変動に環境再生型養殖で挑むっ!!〜世界がコンブに恋するミライをつくる〜

幸海ヒーローズ

<代表者名> 富本 龍徳

https://sachiumi.com
アイデアの概要

“今日の海を守り、明日の海を育て、今を未来につなぐ” シシシ(自然・市民・社会)に優しいカンパニー。〜コンブで“GOOD“をリレーする〜 コンブを単なる食材と捉えず、森林に代表されるグリーンカーボンの約5倍のCO2を吸収する温暖化対策に寄与する海藻としての機能に着目。地元漁協と連携して、海の環境保全に貢献するコンブを栽培・活用する。2020年、環境省グッドライフアワード 環境大臣賞受賞。2023年、第2回小田原箱根気候変動アワード 奨励賞受賞。第5回ジャパン・サステナブルシーフード・アワード コラボレーション部門 ファイナリスト。

コンテストに参加した感想

活動を続ける中で気候変動問題の解決という地球規模のテーマに時として孤独を感じることがあるのですが、社会課題解決という大きな目標にチャレンジされている応募者の皆さんと交流できたことは励みになりました。辻さんをはじめとするアドバイザリーボードの皆さんが僕の想いや言葉を丁寧に形にするお手伝いをしてくれたことは財産になりました。自分の立ち位置を知る上でも絶対1度は応募してみることオススメしますっ!!

愛知県立高浜高等学校地域活動部SBP班

オーダーメイドのオリジナル金型(Sの絆焼き金型)の販売と、オリジナルたい焼きを活用し、みんなを笑顔に。

愛知県立高浜高等学校地域活動部SBP班

<代表者名> 西村 響

アイデアの概要

こんにちは!高浜高校地域活動部SBP班です。私たちは、高浜市の「瓦産業」と「自動車産業」のものづくり技術を組み合わせ、全国の高校生たちが使用するオリジナルデザインが可能な、たい焼き用の金型「Sの絆焼き型」を製作・販売を行っています。また、B.LEAGUE「シ-ホ-ス三河」のマスコット「タツヲさん」をデザインした「タツヲ焼き」を試合開会場で販売し、その販売収益で、子どもたちを試合に招待したり、子ども食堂や障がい福祉施設の皆様にタツヲ焼きと笑顔をお届けする「タツヲ焼きプロジェクト」に取り組んでいます。活動を通じ、私たちだけ良くなるのではなく、私たちが頑張ることで、皆さまと一緒に笑顔になることを目指します。

コンテストに参加した感想

今回は、素晴らしいコンテストに参加させていただき、ありがとうございました。横田さんにあたたかい応援をいだいたことで、活動を振り返るとともに、新たな気づきを得ることができました。また、審査員の皆さんからも的確なアドバイスをいただき感謝いたします。そして、今回のファイナリストの方と新たな取り組みに挑戦することも計画しています。私たちは、この経験を生かし、部員一同で、これからも皆さんと一緒に笑顔になることを目指します。

STARDOM

自分たちが学びたいことを学べ、無意識のうちに知識を身につける”勉強できない塾”を作る。 ~未知への船出、好奇心への羅針盤~ DREAMSHIP ACADEMY

STARDOM

<代表者名> 阿部 慶汰

アイデアの概要

僕たちは日本の教育の課題点として、子供たちが小さい頃に自分自身の将来の夢についてあまり真剣に考えたことがないのではないかと思いました。実際に僕の学校でも当たり前のように将来の夢が決まっていない人が多数います。しかし、小さいうちから自分の将来のビジョンをしっかりと見据えることが将来活躍するための重要なカギになるのではないかと思います。だからこそ!僕たちSTARDOMは子どもたちに将来について真剣に考えてもらう「キッカケ」を作ろうと思い今回のビジネスを始めようと思いました。最終的にこのビジネスを通してたくさんの子供が将来の夢を自信を持って語ってもらいたいと思っています。

コンテストに参加した感想

今回はこのようなすてきな場を僕たちに提供してくださり、ありがとうございました。アドバイザリーボードの方とはビジネスプランのブラッシュアップに限らず、日本の小学校教育や探求学習についてもご指導いただきました。通常の中学校生活をしていては決して出来ないような様々な経験をすることができました。また、コンテストではファイナリスト間のつながりもつくることができ、貴重な機会となりました。この度は本当にありがとうございました。

株式会社ライトライト

廃業から"事業のリノベーション"へ。オープンネームで地域の小規模事業者の後継者問題を解決する事業承継マッチングプラットフォーム relay(リレイ)

株式会社ライトライト

<代表者名> 齋藤 隆太

https://relay.town/
https://light-right.jp/
https://twitter.com/relaytown
https://www.facebook.com/relaytown
アイデアの概要

「オープンな事業承継文化をつくる。」をVISIONとし、2020年7月から事業を譲り渡したい事業者と事業を譲り受けたい個人や法人をオープンネームでつなぐ事業承継マッチングプラットフォーム relay(リレイ)を運営しています。サービス開始以来、2023年現在、後継者募集案件の公開数は350以上、合計で約50件の事業承継を実現。新しい起業・創業の形として事業承継を通じた「事業のリノベーション」を促進し、地域社会に新しい価値を創造します。

コンテストに参加した感想

ソーシャルビジネスとして産声をあげたばかりである事業承継マッチングプラットフォーム relay(リレイ)を皆さんにご紹介でき、ご意見頂けただけでも大変貴重な機会でした。また、他の社会起業家の皆さんの事業に触れ、よい社会を作りたいという想いが共有できたと思います。メンタリングを引き受けてくださった矢田さんには私たちの事業へのアドバイスはもちろん、先輩起業家として大変刺激を与えてくださいました。明るく生きていきたいと思います。ありがとうございました!

株式会社里山エンジニアリング

レアメタル不使用、未活用の木材を生かした地産地消の蓄電池「ウッドバッテリー」の開発・普及

株式会社里山エンジニアリング

<代表者名> 北川 桜子

https://satoyama-engineering.com/
アイデアの概要

原生的な自然と都市の中間に位置する「里山」の資源と「エンジニアリング」を掛け合わせたものづくりを通し、人と自然を豊かにすることを目指して2022年5月に創業したスタートアップです。現在、電極に未活用の木材から作る活性炭と有機物を用い、材料調達まで含め国内生産が可能な蓄電池「ウッドバッテリー」を開発しています。将来的にはウッドバッテリーを「地産地消」可能な蓄電池へと進化させ、全国各地の林業の再興・地域分散型エネルギー利用の促進に貢献し、また令和の時代における里山での持続可能性の在り方を提案していきます。

コンテストに参加した感想

この度は貴重な機会をいただきありがとうございました。ファイナリストに選出いただいてから、コンテストまでの3か月間、事業を通じてどんな社会を作っていきたいか、ものづくりの在り方をどう変えていきたいか、改めて考え、言語化することができました。また、コンテスト当日は様々なアプローチで社会を良くしようとしている方々のお話を聞いて様々な学びがありました。弊社もより早く製品を完成させ、社会に貢献していきたいです。今後も精進してまいります。

Bridge Heart

Bridge Heart〜聴覚障害児の親とロールモデル(全国にいる聴覚障害児の親)をつなぐプラットフォーム〜

Bridge Heart

<代表者名> 池田 優里

https://bridge-heart.com/
アイデアの概要

「聴覚障害があっても多様な選択肢があることに希望が持てる社会」にするというビジョンのもと、自分の子どもが聴覚障害だと診断されたばかりで不安な気持ちを抱えている親御さんに対して、全国にいる聴覚障害児の親御さんとつながり、みんなで少し先の未来を見せることによって、多様な選択肢があることに希望が持てるサービスを提供していきます。将来は、聴覚障害に限らず、すべての人が多様な選択肢があることに希望が持てる未来になるよう、他の障害児の親御さんや少数派が抱えている課題に寄り添えるサービスへ展開し、事業を広げていきます。

コンテストに参加した感想

この度は貴重な機会をいただきありがとうございます!特に、アドバイザリーボードの陶山さんには、事業戦略ノウハウだけではなく、過去のファイナリストの方ともつなげていただき、自分の事業に大きく影響を与えてくださいました。本当に感謝しかありません。そして、今の社会を1mmでも変えていきたいというファイナリストの皆様とも出会うことができ、社会課題解決のために一緒に戦っている仲間ができたような気持ちになりました。今回の経験やつながりを生かして、「聴覚障害があっても自分らしく生きていける社会」の実現に一歩ずつ確実に成長してまいります!

株式会社イノカ

環境移送技術を活用した海洋環境の見える化により、人と自然が共生する世界の実現を目指す

株式会社イノカ

<代表者名> 高倉 葉太

https://corp.innoqua.jp
https://www.instagram.com/innoqua_inc/?hl=bn
アイデアの概要

日本で有数のサンゴ飼育技術を持つアクアリストと、東京大学でAI研究を行っていたエンジニアが2019年に創業したベンチャー企業です。アクアリストとは、自宅にて魚や貝、そしてサンゴまでをも飼育する、いわゆるアクアリウムを趣味とする人々のことを指します。自然を愛し、好奇心に基づいて飼育研究を行う人々の力とIoT・AI技術を組み合わせることで、任意の生態系を水槽内に再現する『環境移送技術』の研究開発を行っております。本技術を用いて「海を見える化」することをミッションに掲げ、環境保全と経済合理性が両立される世界を目指しています。2022年2月には閉鎖環境・人工海水でのサンゴ産卵に成功しました。

コンテストに参加した感想

まず、アドバイザリーボードの遠野さまには大変お世話になりました。今回のプレゼンテーションのためのアドバイスだけでなく、今後のイノカの研究、教育事業における事業拡大のアドバイスもいただくことができました。イノカは今後どのようなプロセスで、地球課題を解決していくのかを改めて考える良い機会となりました。サンゴやマングローブ、海藻、海草などの生き物たちの研究を進めていくことで、我々の新たなミッションである、「人類の選択肢を増やし、人も自然も栄える世界」を作ってまいります。

南光開斗

Infora「あらゆる生活課題への社会資源に関する情報不足の解消」

南光開斗
https://infora.notion.site/Kaito-NANKO-c7aa51d450ee45e4958a71087a30d440
アイデアの概要

「社会資源の情報不足の解消」を掲げ、社会資源に関する共創型情報プラットフォームの構築に取り組んでいます。私の母はALSという全身の筋肉が動かせなくなる難病で、動くこともコミュニケーションを取ることもほとんどできなくなってしまいました。そんなALS患者にとって、視線入力装置や音声保存といったテクノロジー・サービス等の、公的制度以外の社会資源の存在は、公的制度と同等に、時にはそれ以上になくてはならない重要なものです。しかし母や私はそういった資源の存在を中々知ることができないまま症状が進行してしまいました。資源はあるのにも関わらず、その存在が必要な人に届かないというこの状況を、事業を通して解決します。

コンテストに参加した感想

発表準備やアドバイザリーボードとのブラッシュアップ、コンテスト当日のフィードバックなどを通じて、改めて事業を振り返る貴重な機会と、大変多くの気づきを頂きました。同じファイナリストや審査員の皆さんから頂いた課題への共感と事業への応援は、今も自分の背中を後押ししてくれています。他のファイナリストの方々の発表も素晴らしく、取り入れたいアイデアや参考にしたい伝え方など、得るものが多くありました。今回得た刺激と学びを日々に反映させながら、全力で取り組んでいきます。ありがとうございました。