



SDGsやESG投資の影響で、サステナブルな社会の実現に向けた意識は広がり、ビジネスで社会課題を解決しよう、環境に対する負荷を軽減しようという流れは企業において加速しています。
特にESG投資の影響は大きく、気候変動はもちろん、生物多様性、人的資本経営、人権などのテーマがクローズアップされています。しかし、社会課題のテーマは幅広く、戦争など予期しないことが起こっている状況下において、課題解決に対する取り組みやスピード、規模はまだまだ不十分です。課題解決に向けた新たな挑戦者やアイデア、活動のニーズはとても大きいのです。
第7回を迎える日経ソーシャルビジネスコンテストは、持続可能な社会の実現に向けて、社会課題解決に向けて果敢にチャレンジするプレーヤー、そしてその志を様々な形で応援します。是非本コンテストにご応募ください。
▲ 第7回日経ソーシャルビジネスコンテストについて
鈴木 寛
東京大学教授
慶應義塾大学特任教授
元・文部科学副大臣、前・文部科学大臣補佐官。1986年東京大学法学部卒業後、通商産業省に入省。慶應義塾大学SFC助教授を経て2001年参議院議員初当選(東京都)。12年間の国会議員在任中、文部科学副大臣を2期務める。14年10月から文部科学省参与、15年2月から18年10月まで文部科学大臣補佐官を4期務める。日本でいち早くアクティブ・ラーニングの導入を推進。20年度から始まる次期学習指導要領の改訂、40年ぶりの大学入学制度改革に尽力。
藤野 英人
レオス・キャピタルワークス株式会社
代表取締役会長兼社長 CEO&CIO
1966年富山県生まれ。早稲田大学法学部卒。国内・外資大手投資運用会社でファンドマネージャーを歴任後、2003年レオス・キャピタルワークスを創業。投資教育にも注力しており、東京理科大学MOT上席特任教授、叡啓大学客員教授、淑徳大学地域創生学部客員教授を務める。著書に『投資家が「お金」よりも大切にしていること』(星海社新書)、『投資家みたいに生きろ』(ダイヤモンド社)、『14歳の自分に伝えたい「お金の話」』(マガジンハウス)などがある。
村木 厚子
津田塾大学客員教授
元厚生労働事務次官
高知県生まれ。労働省(現・厚生労働省)入省。女性や障がい者政策などを担当。雇用均等・児童家庭局長、社会・援護局長などを経て、2013年厚生労働事務次官、15年退官。困難を抱える若い女性を支える「若草プロジェクト」呼びかけ人、累犯障がい者を支援する「共生社会を創る愛の基金」顧問など、子供や女性を中心に社会的弱者を支援する活動に注力している。住友化学社外取締役。著書に『日本型組織の病を考える』(角川新書)、『私は負けない「郵便不正事件」はこうして作られた』(中央公論社)、『あきらめないー働くあなたに贈る真実のメッセージ』(日経BP社)など。
更家 悠介
サラヤ株式会社
代表取締役社長
1951年生まれ。74年大阪大学工学部卒業。75年カリフォルニア大学バークレー校工学部衛生工学科修士課程修了。76年サラヤ株式会社入社。98年代表取締役社長に就任、現在に至る。日本青年会議所会頭、(財)地球市民財団理事長などを歴任。(特活)エコデザインネットワーク副理事長、(特活)ゼリ・ジャパン理事長、大阪商工会議所常議員、ボルネオ保全トラスト理事、などを務める。モットーは、あらゆる差別や偏見を超えて、環境や生物多様性など地球的価値を共有できる「地球市民の時代」。主な著書に『地球市民宣言 ビジネスで世界を変える』などがある。
上原 弘久
株式会社T&Dホールディングス
代表取締役社長
1962年長野県生まれ。84年太陽生命保険相互会社(当時)に入社。太陽生命運用企画部長、株式会社T&Dホールディングス執行役員経営企画部長、太陽生命取締役専務執行役員、T&Dホールディングス代表取締役副社長などを経て、2018年4月からT&Dホールディングス代表取締役社長。
永井 伸雄
日本経済新聞社
日経MJ編集長
1993年日本経済新聞社入社。東京整理部、横浜支局や流通経済部などを経て、日経ホーム出版社・日経トレンディ編集部に出向。消費産業部次長兼編集委員や大阪経済部次長、日経MJ副編集長、札幌支社編集部長を経て、2022年4月から日経MJ編集長。
池本 修悟
一般社団法人社会創発塾 代表理事
公益社団法人ユニバーサル志縁センター 専務理事
武蔵野大学アントレプレナーシップ学部教授
高校時代、阪神淡路大震災に際し、何もできない自分に歯がゆさを感じ、大学進学以降、NPOの事業サポートや社会活動を行う人たちのネットワーク化など様々な社会事業に取り組んできた。東日本大震災においては、762団体ものNPO団体が参画した東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)の立ち上げにかかわり、いざというときの底力と継続的な連携の難しさを思い知った。そこで緊急時だけでなく普段からセクターを超えて協働できる若者が集い学び合うコミュニティー「社会創発塾」をプロデュース。16年には公益財団法人日本ユースリーダー協会(会長:永野毅氏)が主催する若者力大賞のユースリーダー支援賞を受賞。
井上 貴至
山形市副市長
1985年大阪生まれ。2008年総務省入省。15年4月から自ら提案した地方創生人材支援制度の第1号で、世界一のブリの町・鹿児島県長島町に派遣、同年7月に史上最年少で副町長に選任。ぶり奨学金など地域の課題を捉えたユニークな施策が注目を集める。17年4月からは愛媛県市町振興課長。「ミツバチが花粉を運ぶように全国の人をつなげたい」という思いから、週末は地域の隠れたヒーローを訪ね歩き、地域の現場で活躍する方を招いてその思い・経験・知恵をみんなで共有する朝の異業種交流会「地域力おっはークラブ」を主宰。21年7月から山形市副市長。「地方を創る若い力30名」(朝日新聞社、2016年)、「日本を元気にする88人」(フォーブスジャパン、2017年)に選出される。共著に『ソーシャルパワーの時代』。
遠野 宏季
株式会社Plasma 代表取締役
2014年京都大学卒。同大学院在学中の16年に人工知能技術を用いた自動目視検査システムの開発を行う株式会社Ristを創業し代表取締役に就任。18年末に同社を京セラコミュニケーションシステム株式会社に売却。19年末に「科学技術で社会をもっと前へ進め、人類の幸福に資する」をビジョンとし株式会社Plasmaを創業し代表取締役に就任。AI/ロボティクスを始めとした先端技術を用いた新規事業開発を行っている。
陶山 祐司
株式会社Zebras and Company 代表取締役
インパクト投資家
(1)社会課題解決と事業成長の両立、(2)株主のみならずステークホルダー全体への貢献、(3)短期的な時価総額向上よりも長期的な価値創出拡大、を行う「ゼブラ企業」の普及拡大に取り組む。元々は経産省で3.11を踏まえたエネルギー政策見直し、電機メーカーの支援を担当。その後、VC/新規事業のコンサルタントとして、105億円の資金調達をした宇宙開発ベンチャーやIoTベンチャーの事業戦略策定、資金調達、サービス開発、営業等の支援や政策提言等を実施し、独立。社会課題を解決する金融(インパクト投資)、良質で戦略的な官民連携(GR:ガバメント・リレーションズ)の普及にも取り組んでいる。
辻 研介
独立行政法人国際協力機構(JICA)
民間連携事業部 次長
富士銀行(現在のみずほ銀行)を経て、JICA入構。東南アジア第一部、財務省出向等の後、ベトナム事務所に4年間駐在し、同国の貿易・投資、農業・農村開発分野のプロジェクトを担当。帰国後は、当時民主化が進むミャンマーや発展著しいベトナム・タイなどの東南アジア、および日本企業も注目する東部アフリカ諸国等を対象に、税関・税務・金融分野近代化を通じた当該国の経済・投資環境整備や、地方行政能力強化を通じた地域振興のためのプロジェクトを担当課長として推進。近年、アフガニスタン事務所長を務めたのち、現在は民間連携事業部にて、ビジネスを通じた途上国の社会課題解決・SDGs達成を目指し、企業との連携活動を推進中。
宮城 治男
特定非営利活動法人ETIC. 創業者
1993年から若い世代が自ら社会に働きかけ、仕事を生み出していく起業家型リーダーの育成に取り組み、1900人以上の起業家を支援。97年から長期実践型インターンシッププログラムを事業化。2001年にはETIC.ソーシャルベンチャーセンターを設立、社会起業家育成のための支援を開始し、社会起業塾イニシアティブ等を手がける。04年からは地域における人材育成支援のチャレンジ・コミュニティ・プロジェクトを開始。11年から震災復興支援にも注力。世界経済フォーラムヤング・グローバル・リーダーズに選出される。
矢田 明子
Community Nurse Company株式会社 代表取締役
一般社団法人 Community Nurse Laboratory 代表理事
島根県出雲市出身。父の死をきっかけにコミュニティナース着想。2014年島根大学医学部看護学科卒業後、自身も活動しながらコミュニティナーシングの担い手の育成を開始。17年Community Nurse Company株式会社を設立し、コミュニティナーシングの社会実装を本格化。20年一般社団法人Community Nurse Laboratoryを創業し学生への普及啓蒙を開始。21年厚生労働省「重層的支援体制整備事業(参加支援事業)」調査事業 有識者委員。内閣官房「地方公共団体における多世代交流を通じて活性化するコミュニティづくりの具体化に向けた支援に関する調査研究事業」研究会委員をつとめる。島根県雲南市に拠点を構えながら、全国の企業や自治体と連携し、コミュニティナーシングの社会実装を進めている。著書「コミュニティナース ―まちを元気にする“おせっかい”焼きの看護師」。22年第10回アジア太平洋高齢者ケア・イノベーションアワード HOME CARE FOR AGEING-IN-PLACE部門グランプリ受賞。
山中 礼二
グロービス経営大学院 教員
KIBOW社会投資ファンド 代表パートナー
キヤノン株式会社で新規事業の企画・戦略的提携に携わった後、2000年にグロービスに参加。グロービス・キャピタル・パートナーズでヘルスケア等の分野の投資と経営支援を担当。その後、医療ベンチャーのヘルス・ソリューション(専務取締役COO)、エス・エム・エス(事業開発)を経てグロービスに戻り、KIBOW社会投資ファンドからインパクト投資を行っている。愛さんさん宅食株式会社(取締役)、特定非営利活動法人STORIA(理事)。
横田 浩一
横田アソシエイツ 代表取締役
慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科特任教授
一般社団法人アンカー 共同代表理事
日本経済新聞社を経て、2011年株式会社横田アソシエイツを設立。15年から慶應義塾大学大学院特任教授。22年から一般社団法人アンカー共同代表理事。企業のブランディング、マーケティング、SDGsなどのコンサルタント。セブン銀行SDGsアドバイザー、岩手県釜石市地方創生アドバイザー。現在は大学生と共に中高生のSDGsやキャリア教育に力を入れる。共著に『SDGsの本質』(中央経済社)、『愛される会社のつくり方』(碩学舎)、『ソーシャル・インパクト』(産学社)など。
渡邉 さやか
一般社団法人AWSEN(アジア女性社会起業家ネットワーク) 代表理事
株式会社re:terra 代表取締役
長野県立大学大学院 専任講師
2007年から外資コンサルティング会社勤務。経営コンサルタントとして業務に従事する一方で、社内での環境や社会に関するコミュニティリード、プロボノ事業立ち上げに参画。11年6月退職後は、東日本大震災後の陸前高田を拠点として、気仙椿を活用した化粧品開発と販売を行う他、国内だけでなく、東南アジアや中東などの国外でもSDGsビジネスや社会イノベーション創出プロジェクトに多く携わる。13年、14年の日経ソーシャルイニシアチブアワードではファイナリスト。17年4月から慶應大学SDM博士課程に在学。宮城大学・長野県立大学にて非常勤講師、複数の非営利組織などの理事や社会的企業の社外取締役も務める。
「コンテストを通して得られるもの」
第1回より審査員を務められている藤野様から、応募を考えている方、ソーシャルビジネスや起業に興味を持っている方に向けてメッセージをいただきました。
ソーシャルビジネスや起業に興味がある方、コンテストへの応募を考えている方に向けて、アドバイザリーボードメンバーから熱いメッセージをいただきました。
陶山 祐司氏/井上 貴至氏/辻 研介氏/山中 礼二氏/横田 浩一氏
※出演順
第1回~第6回の受賞者・ファイナリストの皆さまに「コンテストに参加してよかった点」についてお聞きしました。
町井 恵理氏|認定NPO法人AfriMedico【第1回海外支援賞受賞】
後藤 玄利氏|Kotozna株式会社【第1回ファイナリスト】
五十嵐 駿太氏|株式会社With The World【第2回ファイナリスト】
福島 大悟氏|一般社団法人まめな【第3回学生部門賞受賞】
中野 能志氏|NGO世界アジア人財支援協会【第3回ファイナリスト】
若子 みな美氏|株式会社ORANGE kitchen【第4回ファイナリスト】
広瀬 眞之介氏|株式会社遭遇設計【第4回ファイナリスト】
佐藤 弘一氏|株式会社シュークルキューブジャポン【第3回優秀賞受賞】
※出演順
第1回~第6回の受賞者・ファイナリストの皆さまに「コンテストに参加してよかった点」についてお聞きしました。
山口 由人氏|一般社団法人Sustainable Game【第4回学生部門賞受賞】
猪村 真由氏|ちゃいるどぷれいラボ【第4回ファイナリスト】
風岡 俊希氏|株式会社エンドファイト【第5回ファイナリスト】
高橋 優氏|HelloWorld株式会社【第5回優秀賞受賞】
根来 一葉氏/荻原 明氏/粕谷 遥乃氏/佐藤 智一氏|渋谷教育学園渋谷高等学校【第5回大賞受賞】
春名 美乃莉氏/福田 詩織氏|渋谷教育学園渋谷高等学校【第6回学生部門賞受賞】
小嶌 不二夫氏|株式会社ピリカ【第6回大賞受賞】
※出演順
現在の事業についてのお話や起業に至った経緯、海外でのご経験やコンテストに参加したきっかけ等、受賞者3名によるスペシャル対談の模様をダイジェストで特別配信!
登壇者:
町井 恵理氏|認定NPO法人AfriMedico 代表理事
【第1回 日経ソーシャルビジネスコンテスト 海外支援賞受賞】
佐藤 弘一氏|株式会社 シュークルキューブジャポン 代表
【第3回 日経ソーシャルビジネスコンテスト 優秀賞受賞】
大西洋 氏|株式会社フツパー 代表取締役
【第4回 スタ★アトピッチJapan 準グランプリ受賞】
松井 健氏|日経産業新聞 編集長(モデレーター)
「社会課題解決型ビジネスを考える、そのきっかけとヒント」
コンテストを振り返りながら、アドバイザリーボード・陶山様と大賞受賞「かけいぼぐらし」チームの皆さまで社会課題解決型ビジネスについてトークセッションを行いました。
「ファイナリスト×受賞者×アドバイザリーボードによる対談」
登壇者:
髙岡 昂太 氏|株式会社AiCAN 代表取締役【第5回ファイナリスト】
鈴村 萌芽 氏|株式会社musbun 代表【第5回学生部門賞受賞】
ファシリテーター:
陶山 祐司 氏|株式会社Zebras and Company 代表取締役、インパクト投資家【アドバイザリーボード】
「起業家による5分プレゼン」
登壇者:
[00:00~]延原 令奈 氏|神戸大学国際人間科学部子ども教育学科4年、次世代教育者共創事業創設者
[05:10~]佐藤 弘一 氏|株式会社シュークルキューブジャポン 代表取締役社長【第3回優秀賞受賞】
[11:30~]葦苅 晟矢 氏|株式会社エコロギー 代表取締役
過去開催(第1回〜第6回)の様子は下記リンクからご覧ください。